H貼りの角処理。

何の写真だと思われますか?



はい、段ボールの端っこです。隅っこ、かな。
昨日、ここを見つけてビックリしたのです、というお話を。

透明テープなので写真では分かり辛いかもしれませんが、隅っこにテープが回り込んでいるのです。
ん?
何でこんな事しているのだろうかしら?
テープの端が余って、ビラビラしている。美しくない・・・と。
と・・・隣の別の会社から来た段ボール見たら、あれ??同じ!
ウチには沢山の会社から段ボールが届くので、いろいろ見て回ると、そのうちの9割、いや10割近いと言っても過言ではない程、テープが回り込んでいる。
うーん・・・
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ちなみに、↑コレが今まで私がやってた端のテープの処理。
上からテープを段ボールの端から端まで貼って、切って、えいや、って折り込む。
先輩から習ったのもこうだし、何の疑問も持たずにずーっとこれでやって来ました。
誰からも「何故こんな貼り方なの?」と指摘される事もなしに。

でも、実際やってみました。
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やってみたら分かりました、なるほどな、と思いました。
より隙間を無くす感じです。
ただ、透明テープでやる場合、端っこを持った時に手が滑りやすくなる場合があるみたいです。
重いものを詰め込む場合はやらない方が良いかもしれません。

ではやってみましょう。
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段ボールの端から端までを超える長さのテープをカットして貼ります。
次に、余った部分を側面に折り込みます。
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見やすいように箱を立てました。こんな感じです。
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更に、側面の部分を折り込みます。
こんな感じですね。完璧に折り曲げてくっつけちゃうと、次の折りの部分でしわしわになる事が多かったので、ふんわりした感じで止めるのが良いと思われます。
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はい、最後に上からビタって。

I貼りという、一本でピッて止める貼り方と、H貼りというHの字になる貼り方・・・
この二者は、強度的にはあまり変わりがないそうです。
強度を持たせるのであれば、十字になる十字貼り、キの字になるキ貼り、米の字になる米貼り、この辺を実行すると良いそうですが、
Hの字にするのは、異物や虫などが入るのを防ぐ目的だそうです。
調べても分かりませんでしたが、
おそらくですが、H貼りの角処理を行うのは、
段ボール自体に圧が掛かった場合、歪んで端っこが破れるのを防ぐような目的だと思われます。
次回から採用予定です。