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七月(2019)のトップページ画像を描きました。

7月のトップページ画像、
やはり7月と言えば七夕だよなぁ、と・・・いうのを実は一年も前から考えていて・・・一年寝かせるの好きだなぁ、と自分でも。笑
案もその時に下描きをしてたのですが・・・とここまで書いて、「ん?」と思ったので2018年のトップページ画像のブログを読み返してみたところ、やっぱり書いてますね。
はい、ここで書き出しから全部消して一から書き直せば良いじゃないかとお思いの方が多いとは存じますが、完ぺきな物って面白みがないじゃないですか、八兵衛さん的な何かこう味がある感じ、必要だと思うのですよねー。
という事で改めまして、
今年はこの下描きの夜空を描こうとしたのですが、あまりに暑いので空じゃなくて海だな、と。
ですが、海は昨年描いております。何か良い知恵は無いかなぁ、と頭を捻ったところ、
ここ最近描く事が多かった日本の文様を探す際に目にした浮世絵ですね、浮世絵って子供の頃見ても、良くも何ともなかったのですが、今見ると「おぉー、いいな」と思います、
なので真似して描いてみました、というのが今月のトップページ画像です。

参考にした浮世絵というのは、検索するとすぐに分かるはずですが、正直ほぼそのままを大島バージョンに切り替えて描いておりますので、
一般的にこういうのを盗作疑惑とか言われると思うのですが、真似てます、ズバリです。

違うと言えるのは、雑である、という事かなぁ。
浮世絵、現代で言うと消しゴム判子でしょうか、多分ほぼ完ぺきな版を何枚も何枚も作成して、色ごとに重ねて一枚の絵にしています。
見事と言うべき精度で、版が重なっていますし、重なっていないと作品にはならない。
でもですね、私が描くのはデジタル絵、徹底的にこだわることはできるのですが、最近このこだわりが病的な感じで・・・
ナカナカ話す機会が無いので、今回はこの話を書きましょうか。

私が使っているアドビシステムズ株式会社のIllustratorというソフト、昔はここまで拡大できなかったと思うのですが、クリエイティブ・クラウドというサブスクリプションの形式になって以降、目覚ましい進歩があり、各段に使いやすくなりました。
昔は倍率も数値を自分で手打ちして入力してたような気がしますが、今はPhotoshopに近寄った感じでプリセットの倍率で簡単に拡大できるようになっています。
実は私は、1ピクセルがどっちにズレていようがどうでも良いでしょ、ていう大雑把な性格なのですが、
文様を描く上で正確な物をお届けしようと頑張っていると、何だか1ピクセルのズレが許せなくなって・・・拡大拡大しているとやがて最大倍率でキッチリ合わないと気が済まなくなってしまい、
今では64000%というありえない拡大をして正確を期す性格になってしまいました。

例えばコレ、
鱗という文様なんですけど、正三角形を二つ描いて、ドラッグアンドドロップすればソフトが勝手に図形を読み取って角を合わせるガイドが出て、正しい配置にひし形を形作れます。
ところが、これを64000%まで拡大してみると合ってない事があるのです。
ソフトが原因だとは言い切りません、
フィットしたのに、マウスから指を離す際にほんのちょっとだけ動かしているのかもしれません、詳しい事はわかりませんが何もかもが機械任せで完璧だとは、私は考えていません。
ほんのちょっとのズレ、ほんのちょっとの隙間、
人の目には判らないレベル・・・でも気が済まないのですよね。
zoom1
これが100%のサイズ、
多くの人がここまでくらい、もう少し拡大くらいで作業しておられると思います。
んで、
急に64000%にすると、上のひし形の一番右の角がこんな状態になります。
当然、画面に入りきりません。
zoom2
ナビゲーターと書かれているところの赤い印がそこを指している、という事ですね。
そしてさらに、
これをアウトラインの表示にします。
zoom3
元々キッチリ合わせている物を使っているので、線がキッチリ合ってますよね。
アウトライン表示にすると、色が一切無くなるのでスクリーンショットが真っ白になってしまいますね。
ちょっと味気ないですけどお付き合い下さいませ。
はい、ほんのちょっとズらしてみました。
zoom4
隙間が空いています。
でも、これをGPU表示に戻して、倍率を1200%にすると、
隙間が消えてしまいます。
zoom4_2
うーん・・・ダメなんです、これじゃダメなんです。
え、って思われましたか?
何でダメなの?ってなりますよね。
では、今度は、
隙間を無くして、ちょっとだけズラしてみました。
これならば、多分17000%の辺りで、ズレに気付かない人が殆どだと思います。
zoom6
コレ、このズレの大きさ、どのくらいか分かりますか?
なんと!
zoom7
約0.01ピクセルのズレ、という事で良い気がします。
300dpiの場合1ピクセルが約0.0846mmだそうです。
ですから、0.01ピクセルは・・・
でも、ダメなんです。笑
2個の図形を重ねて、合体というボタンを押すと1個にできます。ですが、0.01ピクセルでも隙間があれば合体しません。
逆に0.01ピクセル重なっていれば合体できます。同じ図形ならば左右対称にもなります、ですが中心がズレてしまいます。
ココ、こだわらないといけないと思うんです。
音楽を作る人は・・・聴いていて、「今何かちょっと気持ち悪かったよね」という部分をカチカチカチカチクリックして拡大すると、ほんのちょっと波形が他とズレているという事が分かる人がいらっしゃるそうです。
多くの人にはまったく気付かないズレ、これが分かる人が世に存在していらっしゃる。
私もそういう人向けにやっています、という事にして・・・えーと、
完ぺきな物って面白くないって冒頭書いたような書いてないような、と
良いオチがついたところで、今月はこの辺で。
お跡が宜しいようで。ジャガジャン♪

The rainy season has begun.

ここ周防大島では、つい昨日、2019年6月26日に梅雨入りいたしました。
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やっと、本当にやっと、という感じです。
もう今年は、入らないんじゃあないかと思っていました。
平年では6月5日頃、観測史上最も遅かったのが1967年の6月22日だったという事なのですから、52年ぶりにしかも4日も記録更新。
嬉しくも何ともないですけどね。

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会社の玄関から撮影した目の前にそびえる山「頂海山」なのですが、見てください、竹やぶが枯れてますね。
ご存じですか?今年は全国的に竹が開花しているらしく、竹が開花するのは実はよく分かってはいないみたいなのですが120年に一度とか。
花が咲いた竹は枯れてしまうらしいのです。
今朝、出勤途中の道路に、ダラーンと枯れてしなった竹が覆い被さり、このままいけば通行できないんじゃあないかと思って危険視しています。
こちらは田舎なので竹ばっかり。これが全て枯れたら景観も物凄く悪いだろうな、とも思ってます。
行方を見守るしかないですね。

あじさい祭りに行って来ました。

第18回あじさい祭りが開催されたので、行ってきました。
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多くの人で賑わっていました。
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店舗内の天井には、柳井金魚ちょうちんがいっぱい!

シャトルバスで、やまぐちフラワーランドと行き交えます。
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今月の「花くるりん」はインパチェンスだそうです。
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冬時期はハボタンばっかりですが、この時期は鮮やかな花が多くて良いですね。
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上はケイトウ、下はマリーゴールドです。
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はての、
この植物は何じゃろーか?
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黒きび、ですかね・・・よくわかりませんが。
最後に一面のサルビア・ファリナセアです。
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いえ、ハボタン好きなんですよ、こうやって日本画にするくらいには。
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角度。

屋代島に入ると飛び込んで来る看板、
これができる前は、この看板の後ろの斜面に「ALOHA」というプレートを置いて草がそこだけ伸びないような工夫をされておられたのですが、
除草作業など大変だったと想像します。
今は、夜間は眩しいくらいに光る看板、青や紫やピンクの鮮やかなライトは、対岸からもハッキリ見える映える名所になったのではないでしょうか。
この看板、写真を撮られる方も多いと思われますが、この角度で撮影する人はなかなか居ないかなぁ、と思って面白いのでやってみました。

guardrail
今回は面白い角度という事で、お馴染み大島大橋もあまり撮影されないであろう、島側からの撮影。
一般的には柳井市側から、または大島側であっても橋の近くから撮られる人が多いと思うのですが、
飯野山が左手にあるこの角度から見る橋が私は一番好きかなぁ。
山口県ならではの黄色いガードレールも、敢えて入れて壁紙サイズにしてみました。
天気があまり良くなくて、霞んでいる感じだったのですが、Photoshopさんが良い仕事をしてくれました。
数値をカナリ触っているので、色味に違和感を感じるかもしれませんが、両側の鉄塔や海、空、なるべく綺麗に見えるように調整しました。
scaffold
損傷した部分の修復箇所、4月に撮影した際よりも足場がかなり撤去されています。
4月の記事

map
そういえば見ないなぁ、という一枚。
観光案内の看板を撮影してみました。
こちらも大きなサイズなので、屋代島を訪れる際はぜひ参考になさってください。
<ご注意ください>
聞いてみたところ、こちらの看板、そうとうアップデートされていない様子です。
今はやっていない所もあるのではないか、という事なので、あまり参考にならないみたいです。
珍しい一枚、という事で掲載を続けます。ご了承ください。

lantana
20年前に生まれて初めて見て以来、素敵な花だなぁと思いつつもあまり見かけなくて・・・
やっと撮影できました。
他の雑草などに交じって咲いていたので、あまり良い写真は撮れなかったのですが、それでも紹介できて良かった、と思います。
小さい花が集まって一つの花になっているの、面白いなぁ、と思うのです。
全然花に興味無くても「え?!」って思ったのですよね、何だコレ、凄いの見つけた、って。
和名「七変化」ですが、「ランタナ」という名前で一般的に知られているようです。徐々に花の色が変化してまったく違う色になりますよ。
探してみてくださいね。

大島大橋の歩道の通行規制。

6月と言えば紫陽花。
この辺りの紫陽花の名所と言えば、多くの人が菓子乃木あじさい園と言うでしょう。お隣、柳井市のホームページにもそう出ているくらいなのでズバリ書きます。
約6千坪に150種類、20,000株のあじさいが植えられています。
昨日撮影に行ってきましたが、まだ本番ではないし、晴天が続いているので元気が無い感じでした。
初めて奥まで行ってみましたが、「花の迷路」だとか「山の迷路」だとか看板があり、綺麗に整備されているものの、小さなお子様だけで奥の方に立ち入るのは少し危ないかもしれません。
maze
至る所に注意喚起の札があるので、親御様はどうぞお気を付けくださいませ。

せっかく行ったので、パシャパシャと写真を撮りましたが、
50枚程撮って・・・うーん・・・お見せしたいような物は一枚も無いかな・・・
ajisai2019
強いて言えばコレくらいか・・・
紫陽花の旬、今年は6月22日頃なのでしょう、毎年こちらではお祭りが開催されており多くの人が賑わいます。

違うんです、
撮りたかったのはこれから先なのです。
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報道などでは、時間を割いてお知らせする事はほぼほぼ無くなりましたが、
未だ昨年の事故の爪痕は残っており、大島の学校へ自転車で通っておられる学生さんは不便な思いをしています。
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歩行者の規制は現在ありませんが、大きな水道管が歩道の3分の1くらいを占めているので事故後初めて歩いて行きましたが、歩行者が行き交うのがギリギリという感じでした。
なので、自転車を押す人は、時間を区切って侵入が規制されています。
つまり、自転車を押す人と自転車を押す人が行き交うのは難しい状況である、という事です。

それから、
少し歩いてクルンと振り返ると、鉄道写真ファンから大人気のポイントがこの橋に存在しています。
bestpoint
どうやら、こんなに海の傍を列車が走るのは珍しいらしく、しかも海が綺麗、空からドローンで撮影したような角度から撮影できます。
列車がクネってなるのも、最高らしいのですが・・・なるほど、分かる気がします。
というのを書いたのは、
珍しい列車が通過する際は、この橋で撮影スタンバイするファンがいらっしゃったのですが、今は通行の邪魔になるという理由だと思われますが、ほぼ見かけなくなりましたという事を書きたかったから。
こんな方々も、きっと不自由さを感じている事でしょう。
せっかく来たので、ここから電車の写真を撮りたいなぁ・・・
待っている間、橋をパシャリ!
水道管が横たわっている歩道からの大橋の写真、結構貴重じゃないかなぁ?
regulation3
電車来ない・・・
はい、帰ります。
トホホ・・・トボトボ・・・



ん??
電車の音がしてキター!
待って・・・
ちょ、まって・・・
マッテ・・・
待ってー!!!

パシャリ!
failure
あ”!

コホン・・・
ま、まぁですね、
とにかく、アナウンスでは今月末には水道管が橋の上から消える予定なのです。
何となく、また延びそうな気配があったりなかったり・・・
学生サンたち、もうちょっとです、ガンバレー!

<6月14日 追記>
調べてみると、どうやら橋上の水道管の撤去は7月末予定である事が判明しました。
6月末までに終えるのは、橋の下の水道管の設置のようです。

誤った情報を記載してしまい、申し訳ございません。
学生さんたちは、7月末まで頑張って下さい。

西長寺と日見の海岸。

正直、写真撮りには行きましたが、記事にはするつもりはなかったのです。
ただ、思い直したのは、撮った物を加工してみたらナカナカの物が仕上がったので、あぁ、これならブログにしてみようかな、と。
屋代島に会社があるので、周防大島の観光スポットを紹介して活性化を目指すのは別に構わないかなぁ、と・・・
今回実は、教えてもらって初めて通った志佐トンネル。

途中、竹の花らしきを見つけたので急遽停まって撮影。
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120年に一度しか咲かないらしいので撮りたかったのですが、これはもう既に残骸というか花の後のような。残念!

少し走ると看板が見えて来ました。大佛が正しいのでしょうか、大仏でしょうか?
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これを山側に曲がるのです。

今回訪れた西長寺、
山門のすぐ手前に駐車場があります。
駐車場を降りて向かうと、目の前に現れ目を引くのはこの赤い橋。
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この目印の左手に山門があります。
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後で知ったのですが、この門の屋根瓦には逆立ちした狛犬が居る事が判明。
拡大してみました。
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可愛らしい。
もう一体は、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

階段を登ると御本堂。
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手前に見慣れない物がありましたので撮影。
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クルクル回しながら読むのでしょうか?
ちなみに、この時は左手側で増築?工事をされておられました。

先程の赤い橋ですね。
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「志ようゝんばし」と書かれているのだと思います。
その更に奥に、国の重要文化財の仏像が御座せられます。
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大仏堂は土・日・祝日に御開帳と書かれていました。

その奥には・・・仏遊庭と言うらしいのですが・・・
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情報量が多過ぎて、ハッキリ言って取り乱している。
とりあえず気持ちを落ち着けて一段登ってみました。
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うん、
やっぱり、いろいろ整理できないでいる自分が居る。
例えばこれ。
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アロハ七福神って書いてありますよね。
「何だコレは!」「何なんだコレは!」ってブツブツ言いながら周りました。笑
楽しい発見が多いので、ぜひ時間かけて見て回ってくださいませ。

はい、そして、今回ブログにしようと思った最大のポイント、この海ね、
凄い。
絶対パノラマにしますよね!日見の海岸です。
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何だか、子供の頃を想い出しちゃった。
大島大橋を渡ると、何気なく最近は左に曲がっちゃって、思い返すとこっち方面に来たのは15年ぶりくらいなんです。
そんなのが理由でもあるのかな、懐かしい感じが漂ってきて。
満潮ならば、もっと良い写真になっただろうな。
あと、天気も。

最後に、結構無理して撮影した、この角度の大橋は珍しいと思います。
遠くに車停めて、走って行ってきました。
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頑張ったのに、撮影したものは真っ白!
驚きの白さでした。
ちょちょちょい、とゲージを触って、これならばまぁまぁ見れるかな。
でも、リベンジしたいなぁ、晴れた日にやっぱり。

日見の海岸の写真、縮小しているのですけど本物は18776ピクセル×3492ピクセルあるのです。
画像サイズにして28MB。
もしもこれを24インチのロール紙に、いっぱいいっぱいに印刷したら?と計算すると・・・
24インチロールの一辺は610mmなので・・・え?!3.27m?
長い!

六月(2019)のトップページ画像を描きました。

もうすぐ梅雨ですね。
鬱陶しいですし、私も梅雨は苦手ですが、雨が降らなければ降らないでこの先困る日がやって来ます。
人間とは贅沢なもので、暑いからずっと曇りならいいだ、時には雪が降って欲しいだ、出かける日だけは風がなければいい、
本当に自分勝手な事を考えます。
みんながみんな自分が思うようになればそれも良いのですが、天候はそんなに良い人ではありません、
ゲリラ豪雨などという言葉もありますし、最近のお天気さんは気まぐれですね、でも、私はそれで良いと思っています。
梅雨は雨、しとしととしっかり降っておくれ、豪雨はやめてね。やっぱりしっかりわがままです。

3月に載せました壁紙ですが、皆様、どうでしょうか、使ってくださってますでしょうか?
まぁ、正直需要が分かりませんが、そろそろ飽きた頃だろうと思いまして。

5月のトップページ画像は、3月に引き続き日本の文様を使いましたので、そのタイミングでリリースできると良かったのですが、他の事をやっており手が付けられませんでした。
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はい、篭ってコツコツ何とか完成させました、新しい壁紙、
5、6、7月用です。
この妙な区切り具合が、個性的で良いかなぁ、と思って。

こう書くと、また9月には新しいのが来るな、と想像できますが、さて、それはどうかな?と。
その時の忙しさ具合にもよりますし、お約束はできませんが、一応作る予定はあります。

子供向けテレビ番組で、筆とコンパスだけ使って日本の文様を描く番組があるのですが、
それはそれは見事な出来栄えで。きっちり正確な紋は美しいですよね。
あのような筆とコンパスだけでは到底描けませんが、こっちにはデジタル機器と優秀なソフトウェアがあります、対抗してみました。
今回は、サツキ、アヤメ、紫陽花、クローバー、朝顔、雫、骨、バリ3アンテナと電池残量計、矢印、蛇の目傘、鉄アレイ、これを混ぜ込む予定で一から練りました。
3月に作った時は、「角繋ぎ」という紋を基準にして、重なり合いの部分でエッシャーのだまし絵的な手法「ん?こっちはこういう順番で重なってるのに、こっちはこっちの方が上なのか。」みたいな辺りトリッキーを目指して複雑な物を構築したのですが、
今回は暑くなる時期でもあるし、割とシンプルさを目指して形成しました。
bishamon
「毘沙門亀甲」という紋、これは作り方によって様々な印象を与えますのでお気に入りなのです。
今回は「鱗」という紋に絡めて、三角形の組み合わせにしました。「鱗」は鯉のぼりをイメージしてのものです。
あとは、「子持吉原」という模様が良いアクセントになっていると思います。この辺も作り方が載っていないので、自分で考えました。
サツキ、アヤメ、紫陽花、クローバー、朝顔の紋は、探してみたのですが無いみたいなので、これも勝手に作りました。
イチハツ、アヤメ、カキツバタ、シャガ、ハナショウブ、みんな似通っているのですが、アヤメは綾目から来ているとも言われ、花の中央付近に虎の模様のような黄色と紫の縞々があります。

書いておかないと、ざわざわなると思いますので。
世界的に有名なアレが見えると思うのですが、あえて狙って配置しています。隠れナントカ・・・
ですけども、錯覚です、気のせいです気のせい。笑

おっと、
先に壁紙の事を書いてしまい忘れるところでしたが、6月のトップページ画像、
当初、てるてる坊主にしようと思い立ちまして、web検索して見つけた画像、これいいな、と思ってテストで描いてみたところ・・・
恐ろしくダークなイメージになり、急遽今回の物を。
pic_top2019_06_botu
お見せしない方が良いような出来ですが、まぁ、試作です試作、せっかく読んでいただいているのでこういうボツ的な物も興味深いかと・・・
普通にてるてる坊主描いてもダメだなぁ、と思っていたところ舞い降りました。
以前からアレンジに使っている柳井金魚ちょうちん、今回もこれを拝借して新たなキャラを。
この柳井金魚ちょうちんと周防大島は、密接な関係があるようなのですが、まぁ、その辺は詳しく調べていないので興味がおありでしたら検索くださいませ。
軒先だと危険な想像しか膨らまないので、窓ガラス越しに向こうの風景が透けて見えると良いな、と描き進めていきました。
えぇえぇ、写真使ったら安易で面白くないので、雫も全部手描きしましたよ。
紫陽花に何となく見えるようにぼかしているのですが、伝わりますでしょうか?

五月(2019)のトップページ画像を描きました。

5月も、もう既に8日ですよ、はや・・・おっと、毎月同じ流れですね。笑
はい、こんにちは、
5月のトップページの話をしたいと思います。

書きませんでしたが、実は4月のトップページ、物凄く手が込んでいるのです。
オレンジハウス公園に鎮座しているオブジェクト「Orange House」の文字ですが、
あれはいつものIllustratorというソフトで描いています。手描きなのです。
ちゃんと「g」の文字は、地面に埋まっているでしょ。
アイデアはあるけど、どのように描こうかな、と思って悩んで、もう悩むのかれこれ一年くらいになります。
ある日ひらめきます、あ、3D-CADソフトを使って文字に厚みを持たせ、それをトレースすればいいんだ、って。
こう浮かんでからは早かったですが、
早いって言ってもそんな簡単な物ではなかったですが、トレースする技術があれば簡単にできますよね、
一文字づつトレースして完成させました。練習あるのみです。

「ウォーリーを探せ」っていう絵本がありますよね、あれ私は大好きで、この描いたオブジェクトの周囲に、ゴチャゴチャゴチャって小さい人間を配置したいなぁ、という案。
でも、やってみると大変なんですよね。キャラが描けない。
ウォーリーというキャラあってのウォーリーを探せでしょ、私にはそんな打って付けのキャラクターなんて居ませんもの。
だったら、いつものオレン爺さんとそのファミリーになる訳です。
ただ、配置した文字との角度を取らないと、上手い具合の絵になりません。
直線をいっぱい引いて、文字との調整をしながら修正を重ねたものがあの4月の画像なのです。
案的には、四季を織り込みながら、5月、6月と、一年間継続したいなぁ、と思っていたのですが、もう十分だわ、そんな気分でして。
得意ではないのですよね、正確な絵。

そのような理由も加味していただきながら、手抜きと言ったら不都合があるのですが、
今月5月はこういうトップ画像になりましたよ、と。

3月に使った日本の文様、それを作る段階でできた「花青海波」(はなせいがいは、と読みます。)を横に寝かせてみたらあら不思議、こいのぼりじゃないですか。
これは良い、ただしバックのカラーは何にしようか、と少し考えて。とりあえず塗ってみようとやっていたら「吹き流し」のようになりました。
あ、これは面白い、これだこれ、これにしよう、と。

人それぞれ、見た時の印象というのは違うと思います。
手抜きに見えれば、これは好きだとか嫌いだとか、失敗作だとか駄作だとかもう見たくもないとか。
そういうのがあって良いと思っています。
一応、個人的には・・・アーティストじゃないからこればっかりに手を掛けておれないですし、会社のホームページなので、これはダメとかこれはOKとかの線引きはしっかりしておかないと、と思っており、
そこをクリアできていれば、月ごとの落差はあった方が面白い気がして。
一人の人物が担当しているとは思えない、そう感じていただけると幸いというか、そういうのが理想かなぁ、と。
波があって、あ、今月はいいの描けてるじゃん、今月の、これはダメだわ、とか。
そんな波も考慮して、こう、ね、背景のカラーがうねっています。
何となく、風にあおられ泳いでいる、そんなこいのぼりの様子を、たった一つのこの文様で感じれると奥が深いですよね。

RAWデータ保存のススメ。

はい、
我が社の記録用のカメラは、CanonのEOS 5D Mark IIなのですが、2008年発売のカメラなのですね、
もう10年以上前のカメラです。
このところ桜の撮影に何度か行きましたが、カメラには必ずRAWデータという情報量の多いデータを一緒に保存しています。
カメラ自体が計算して保存する画像ファイルが5メガバイトなのに対し、RAWデータは23メガバイトもあります。
なので、RAWデータを保存できるカメラをお持ちであっても、この生データは保存しておられない場合が多いかと思いますが、
少し前にもこのブログで書きました、
大容量のハードディスクが昔に比べるとお求めやすくなっているので、絶対に生データ保存した方が良いと思います、
というブログを今回書いてみます。

ゴールデンウィーク前に書くつもりだったのですが、
最近こういった記事をよく目にしますので、やはり桜の時期に合わせているのだと考え、前倒ししました。
少し長くなりますが、お付き合いください。
ツイッターの方では時々この比較をしているのですが、今回は「幻想的な写真を創る」という題でやってみます。
この記事のトップに表示されている画像、これが今回の対象写真で、カメラが独自に保存する画像、
RAWデータを保存しない人はこの画像しか後々見る事はできません、という画像です。
高価なカメラなので、まぁ、普通のデジカメで撮ったのとは違いますよね、そこそこ綺麗です。

では、RAWデータで開いてみましょう。
画像の調整には我が社ではPhotoshopを使用しているので、このソフトウェアで開くと、いろいろな項目が変更できます。
情報量が多いデータなので、本当に事細かく変更できるんですよ。
まず、白トビと黒潰れが起きないように調整してみます。
こんな感じです。
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カメラ自体が考えて保存した画像とほぼ同じ感じですね。
レンズ補正をかけているので、歪みが修正されているという違いがあるのですが、ここではその差は感じないですね。
レンズ補正は、アプリケーションが生データに保存されているレンズの種類を読み取り、自動でやってくれます。
あ、そのボタンは押さないとダメですよ、でも押せば自動です。
ちなみに、拡大して比較してみました。
向かって左がRAWデータ、右がJPGデータ。6倍に拡大して切り取りました。
pxhikaku
圧縮されていないので、細部がくっきり読み取れています。まだ拡大しないと分からないレベルですね。

次に、ソフトの機能でカラーの「自動補正」というボタンを押してみます。
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黒潰れ白トビも無く上手く計算して自動修正してくれています。バックの茂みがどんな雰囲気なのかよく見えるようになりました。
突然画像がグレードアップした感じ、お分かりいただけると思います。

ここまでがPhotoshopのカメラRAWという機能のお仕事でした。
ここからPhotoshopで調整していきます。
まず私は自動補正してくれた物をさらにカラー、コントラスト、トーンと自動補正してもらいます。
そうするとこうなります。
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色味が変わりましたね。午後に撮影した写真なのですが、午前中の光の感じになりました。
数年間、いろいろな補正をかけてみましたが、ソフトで自動でやってもらう方が良い事に気付き、以後はずっとこれです。笑

私はここからシャドウハイライトという機能を使って暗がりをさらによく見えるように変えます。
そして、誰もがあまり触りたくないトーンカーブを少し触ってメリハリを付けます。
ここまでがいつもの私のプリセットの作業です。
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はい、今回は「幻想的な」というお題にしたので、電線が見えていますね、これを消していきましょう。
ソフトのツールで「スポット補修ブラシ」というのがあるので、それを使うと簡単で綺麗に消してくれるのは知っていますが、仕上がりをもう少しこだわりたいので、
範囲選択して塗りつぶし→コンテンツに従う、で少しづつ様子を見ながら進めます。
色の差ができてしまったら、拡大して指先ツールでぐじゃぐじゃってやって誤魔化します。
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はい、綺麗サッパリ、電線が消えました。

もう少しこだわる写真ならば、筆で周囲のカラーと差がなくなるように塗っていくのですが、今回はそこまではしません。
うーん・・・何かもう少し全体的に雰囲気を変えたいなぁ・・・何か無いかしら?
カラーの適用という機能がありますね、ちょっとやってみましょう。
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この機能、初めて触るのでよく分かりませんが、ゲージを触ると一瞬でここまで一気に色が変わりました。うん、良い感じ。

で、最近の記事でよく見るのが空の色を水色にすると桜との相性が良いという内容、
よし、色相・彩度の機能で、ブルーとグリーンの色調整。
raw8
春っぽくなりました。

ここで、電線塗りつぶした際に気づかなかった電線を新たに発見したので、そこも修正。よし!
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横幅700ピクセルなので、まったく分からないかと思いますが、一応完璧に電線を消しました。完成です。

どう変わったか知りたいですよね?
はい、こうです。
hikaku
劇的な変化!

こういったブログを読まないと知らない世界ですよね。
何となく面白くないですか?その辺が少しでも伝われば。
絶対にRAWデータは保存しておいた方がいいんです。加工するソフトがあるとかないとかあると思いますけど、
とりあえずデータさえ持っておけば、後から補正が必要だと思ったらソフトウェアを購入すれば良いのですから。
うちのカメラは10年以上前のカメラですから、最近のカメラはもっと良くなってるとは思います、
が、
撮る際に一緒に保存していないと、後から後悔しますよー!シマッタ!と思った瞬間もう遅い。

個人個人で好みもあります、
幻想的な写真かどうか、この辺が微妙になった今回のブログですが、データさえあればこんな加工が可能です、というのがお分かりいただけると今後の楽しみが増えるかなぁ?なんて。
写真も突き詰めると楽しいですし、加工もそれを上回るくらい楽しいですよ。
ぜひ皆様も。

平成から令和へ。

今年は退位の日、即位の日があり、それに挟まれた平日も祝日へ、10連休となった人も多かったのではないでしょうか。
朝の番組を見ると、
有休を重ねて半月休みにして海外へ、なんて羨ましい話も聞きましたが、個人的な意見ではちょっと長過ぎた感じがあります。
皆様は、どのようにお感じになられ、どのようにお過ごしになられたでしょうか?
寝正月ならぬ寝GWを過ごしまして、ネタに乏しく・・・ブログ記載の為に、スタッフから写真をひねり出してもらいましたらコレが。
r_panda
うお!
とんでもなく癒しの一枚でした。笑
徳山動物園のレッサーパンダだそうです。カワイイので、ぜひ見に行ってあげてください。

少し花でも撮影しようと走って来ましたが、時期的なものでしょうか、全然花を見つけられず。
瀬戸内のハワイと言われるだけあって、至る所に椰子の木は生えているのですけどね。
hawai
引き返そうとした時立ち寄ったところで、偶然にも海に立つ赤鳥居を発見しました。
厳島神社の鳥居と比較したら規模が違いますけど、これはこれで凄いなぁと感動。
torii
あまりにも海が綺麗だったので一枚挙げておきます。
ocean
カメラとPhotoshopの影響で、たぶん見た目の10倍くらいハワイになっていますけど、地元で見慣れているとしても今日の海はとても綺麗でした。
飛瀬島と言う島のようです。