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日本画を描いてみました。(その6)

100円の額縁を買って来ましたよ♪

comparison
カラーコピーと比較しても、割とそれなり、いい感じになったのではないか、と。

いや、良くはないか・・・
もう少し明暗をクッキリしたいですね。
少し塗り重ね。
tekari
葉のテカリが、上手く描けてないですね。
葉の上を水が流れているように違和感がある感じです・・・
もう少し塗りましょうか。

yoshi
少し頑張って重ねてみましたが、もう、良くならないですね。
日本画は、納得いくまで塗って塗って塗って塗って、重ねていく事で下の色が透けたり混ざったりで良くなる時が必ず来ます、諦めたら負けです、みたいなブログを以前読んだ事があります。
ですが、私はそうは思っていません。考えを否定したいのではありません。
何度も書いていますが、素人が描く日本画に、私は「重み」は求めていない。繊細で綺麗で、一目見た瞬間の美しさが必要だと思っています。
そういった意味では、もうスタートから失敗だったのかもしれませんが、まぁ、いいです。
久しぶりの日本画、楽しかったです。

そうそう、今になって思い出したのですが、和紙の余白、ここに必ず一度、溶いた絵の具を塗ってどんな色かを確かめてから塗ってました。
それを今になって思い出したのです。最悪だ。笑
それから、塗った絵の具の名前も鉛筆でメモしていました。何度も何度も同じ絵を描いていたので、その設計書的な物が必要でした。次回の塗りの目安のような感じで。
ただね、ぐじゃぐじゃっとメモするので、何書いてるか分からない事も多いですし、自作の絵の具には名前が無いので、赤何滴青何滴とか書いても、どれがどれなのか、最終的には分からないんですけどね。
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(今回、色の設計図を書けてないので、昔描いた絵の残っている設計図を探して引っ張り出しました。)

とりあえず今回の柿、完成しましたので、
最後は、もう一度完成品の上からアートレジンを塗って、絵の具の定着を高めます。
皿にアートレジンを入れて、少し少なめの水、後はもう少しキラキラの感じが出したいのでパール粉を混ぜましょう・・・
・・・
ガハっ!
パール紛入り過ぎちゃった。笑
ま、いいや、とりあえず勿体ないので塗ってみましょうか・・・
あ・・・
これは完ぺきな失敗・・・
今までやって来た時間が全て無駄になる瞬間がやって来ました。
コレデス。
failure2
あ、
失礼しました。
少し焦らした方が面白いかと思いまして。
コレデスね。
failure1
何と表現すれば良いやら・・・砂嵐の中の柿・・・
ヒドイもんです。
でも、見ようによっては、銀箔を貼り付けたようなオモムキもあります。多分、この上からまた色を重ねたら活き活きとした感じになるのではないかと思いました。
うーん・・・しかし、もうどのみち失敗作だと思った作品なので、これで見切りをつけます。

failure3
そこまで駄作じゃないんです、斜めから見たらね。笑
正面から見たら、光って何が何やら・・・
日本絵の具の質感があるので、見る角度が違うと立体感が出ます。これは光の屈折とかの関係だと思います。
和紙に砂粒を盛っているのですから、たぶんそういう事だと思います。

うはは、
さすが100円の額、裏は鉄の爪で押さえてあるだけなのか。
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この爪を持ち上げる、と・・・ぐぐぐ・・・
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結構固い。計6カ所やるのは指痛いかも。
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でも、100円でこのクオリティは凄いかも。
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絵の上にポンと置いただけ。
これだけでも、何かグっと締まります。

ここからがまたちょっと楽しい、落款という作業になります。
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普通に苗字とか名前を掘ればいいんですけど、うちはオレンジハウスなので「橙家」という屋号を半分フザけて勝手に作りました。
後に定着しちゃって本物の印判を作って戴いたんですけど、まぁ、照れ隠しでフザけてとは言えど、ちゃんと設計図も作って本気でやってたんです。
文房具の消しゴムに設計書を写し、彫刻刀で掘ります。手作り感がまたいい味なんです。
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木で彫って戴いた物はシャンとしてカッコ良いです。

絵を描いた和紙と同じ紙で、名前と印判を押した物を作成します。
inban3
ポイントとしては、印判の下を折って、指で摘まめる部分を作っておく事ですかね。
これを額を置いた絵の上に配置して、どこに落款を打つのかを決めていきます。

はい、例の如くまた長くなりました。
もう、あまり書くことは無いのですが、一旦切ります

日本画を描いてみました。(その5)

何と、
あれだけ和紙の質感が好きだと言ってた割に、背景を塗ってしまいました。
それがですね、柿部分を山吹色で塗りつぶしてしまったら、背景がただの和紙ではダメだと思ったんです。あまりに対照的で。
それでも、うっすら仕上げる為に、金剛白土という物を溶いてわざと色ムラが出るように塗りましたので、まだナチュラルメイクの領域だと思います。柿の部分には塗っていません。

そうそう、ガサゴソ探っていたら、アートグルーのパンフレットを見つけました。
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で、裏。いや、こっちが表か?
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一応読めるように大きめの画像にしております。
画像を選んで右クリックで、「画像だけを表示」にしてみてください、実寸で表示されますので読めるはずです。レジンドーサの説明も簡単ですがありますね。

suihi
塗るのは、初心者には扱い易いこちら老蘭商会製 高級水干絵具が良いと思います。こちらは、日本画の画材を紹介したページでも書きました。
全60色、箱としては3箱なのですがバラ売りもあるので、必要な色だけ買うと良いと思います。試験管のようなガラス管に粉状の絵の具が入っています。
高級と書かれてあるだけあって、全部揃えるとかなりの金額になります・・・

でもね、正直に言うと、最初は水干絵具これだけで良かったんです。でも、段々求める色の絵が描けない事に気付くんです。
どんなに頑張っても発色が悪い・・・それは常日頃、カラー印刷した物を目にしていますからね、そう、雑誌ですよ。写真、写真!カラーコピーで出した色に近付けない苦悩。
記録した物を見ると、初めて私が本格的に日本画を始めたのが2011年の2月、絵の具を作り始めたのが翌年1月のようですので、約1年、何とか皆さんと同じ土俵で頑張ろうとしたのですが破綻した事が伺えます。
もう、無理、と思ったんです。笑
はい、買いましたよ、コレ。
ganryou
有限会社絵具屋三吉製 濃縮水性顔料。
日本画の絵の具は、粉状ですが、水彩絵の具のような微粒子ではなく、大袈裟に言うならば砂粒です。白(びゃくと読む。)という、一番キメの細かいものは混ぜ合わせる事ができると書かれているのですが、正直混ざっているとは思えない・・・
説明が難しいのですが、黄色の砂と青の砂を混ぜ合わせたからって緑の砂にはならないのです。遠くから見れば緑色かもしれませんが、どんなに混ぜても黄色の砂と青色の砂・・・
いえ、混ざっているんですよ、でも、感覚的に混ざってないんです、本当に感覚的な物なのですが塗った色を見て、コレジャナイ、と。これを1年繰り返してました。
葛藤ですね。高い絵の具を買えば解決するのか?
いや、違うと思いました。
粒子をもっと小さくして混ぜ合わせ、この色だとカッチリ固まってからその色を砂に付ける、私が描きたい物は写真のような物だったので、もうこの方法しか無いと思いました。
買いました水性顔料を、液体の状態で混ぜ合わせ、自分のお気に入りの色になってから胡粉を加えて混ぜて絵の具を作成する。
物凄く時間と労力の必要な作業。
完成した物を溶いて塗ってみると、想像と違う・・・何滴落としたのかを記載しておいて、微調整しては混ぜて色を作る、無い色はこれで全部自分で作っていました。
jisaku
何色作ったかしら?
でも、手間をかけた分、色は見事な発色でした。
蛍光色っていうのは、日本画の絵の具には無いんです、これだけでもこのブログを読んだ価値はある、と堂々と書いてみます。
だって、秘密にしておきたかった事なんですもの。
ま、画材屋さんのホームページでは、既に紹介されてますし、やっている人はやっているでしょうけどね。

とにかく、混ぜると濁る、くすむ、この単語をキーワードにして、ぶつぶつぶつぶつ繰り返し唱えながら頑張ってました。
なので、被服力がある絵の具なのですが、重ね塗りもなるべく避けてました。発色の良さが必要だったので。塗り重ねで色を表現するのではなく、無い色は作れ、と。笑

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柿の部分を少し塗ってみました。
何色を塗りました、というのは今回一々書きません。既に全部に山吹色を塗っている関係で、「重ね塗りはしない」という法則に大きく反しているので重ね塗りでガツガツ塗っていきます。
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やらなければならない仕事があるので、一日10分を目安に、ライトに、でもキッチリ仕上げる意気込みで塗り重ねます。
絵の具を完璧に乾かさないで塗ると、塗った絵の具が動いてしまいます。そういった意味でも、一日10分は正解かもしれません。
個人的に「黒色は使わない」という法則もあるのですが、はい、今回は黒も塗っておりますよ。
黒色使うと、簡単だなぁ。

ここまで塗ってきて、
輪郭線が消えてない部分、物凄く目立ちます。この悪目立ちする輪郭線を、被服力の強いチタンで消していきます。
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輪郭線が見え辛くなるだけで雰囲気が変わると思います。
この輪郭線が絵の具を通して薄っすら見えるのが、本物の葉脈に光が当たって陰になっている感じで、リアルなんですよ。
日本画ならではの良さですかね。

太い筆しか使わないので、葉脈を塗るのやっぱ難しい。でも、筆一本でいくと決めた事なので、最後までやり遂げます。
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はい、大体終わりが見えて来ましたね。
雑ですけど、それなりの雰囲気は出せているか、と。
塗り重ねは、やっぱり下の色が薄っすら見えるので経験と勘が必要です。塗り重ねないのならば、写真を印刷した物と同じ色を塗れば良いだけです。難しさが変わってきますね。

はい、では次回「描きました第6回」、事件が起きます。笑
お楽しみに♪

日本画を描いてみました。(その4)

筆ですよねー、これも何でもいいんです。
私はずっとこの水彩画用の筆を使用しています。あと、葉脈を描く用に・・・葉脈っていうのは、葉っぱに入っているスジの事ですね、細いアレを塗る専用に、もう一本先の細いのを使っていたのですが、今回はこの一本だけで仕上げていきましょう。
日本画の絵の具は、石のツブツブを和紙に貼り付けていく作業です。それなので、日本画の表面が、大雑把に言うと紙やすりの状態になります。
筆で色を塗るたび、筆先を紙やすりにこすりつけている状態、つまり、筆先が割とすぐに削れてなくなっていきます。とはいえ、紙やすりのように鋭くないので、ゆっくりと削り取られていく感じです、何本も何本も筆を買っておく必要はないので、ご安心ください。

さて、適当に初めてしまいましたが、日本画を描いてみました、も第四回になりました。
間を置くと、もう本当に進まなくなる性格なので、かなり焦り気味に書いています。

話を進めましょう。
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写真は、有限会社絵具屋三吉製 アートレジンというものです。
これは、日本画のニカワと同じ効果がある耐水性の液体です。
前回、和紙を板に貼り付けましたが、日本画の描き方を教えてくださる本を数冊買ってみると分かると思うのですが、和紙の上に下地という絵の具の幕を作っていく作業が書かれています。
幕という説明は変かもしれませんね、和紙に絵の具を塗り背景となる色を作っていくのです。
幕と私が言ったのは、この下地を塗る作業が3回も4回も書かれているので・・・和紙の上に4層もの下地のフィルターが積層される、という意味合いです。
絵の具で雰囲気を出したい、当然です、でも、私は和紙の雰囲気がとっても好きで、この和紙の風合いを消す必要があるのだろうか?と常々思っていて・・・
消すくらいならば画用紙に書いたって良いんだし、画用紙ならば水貼りも必要ないし、とか。
ま、和紙使うのは、しなやかでそれでいて強度があるからなのですけどね。
自分が楽しみで描くんだから、この手順無くしちゃえ!と。笑
そんな時に役に立つのがアートレジン、これを少し水で薄めて和紙の上にそのまま塗っちゃいます。
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筆でいいです。刷毛があれば、刷毛使ってもいいですけど、筆でいいです。
通常ですと1:1で水とアートレジンを割るのですが、少し濃いめ、水を少なめにしてアートレジンを塗ります。
紙への絵の具の定着力を上げるのと、耐水性があるので和紙の強度を上げるのが目的です。透明なので、骨描きを塗り潰しません、和紙の繊維がちゃんと見えた状態で仕上がります。ドーサ引きの際のパール紛の効果が弱いので、アートレジンに少しパール紛を混ぜて塗りました。
足らないと思ったので、重ねた感じです。
ここからは、紙を破らないようにやさしい筆使いで塗っていきます。

日本画の絵の具を和紙に塗る際には、ニカワという接着剤的な物が必要な事はこれまでも何度も書いてきましたが、全くの個人的な見解ですけども、私はニカワが日本画の色をくすませていると思っています。
良く言えば重みを出している要因です。
本ニカワは、少しニオイがキツイのも嫌いな理由です。何から作られているのかハッキリ分からないですが、動物の骨・腱・皮などを煮詰めて採取したゼラチンなんだそうです。
ある意味怖い。
総合的に考えて、違う物を使いたいと思いました。
こちら、有限会社絵具屋三吉製 アートグルーというものですが、これがニカワの代用品です。先程使用したアートレジンも同じ使い方なのですが、こちらアートグルーは少し粘性があるので使いやすい、なのでこちらを私は使っています。
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アートレジンはあまりにサラサラで。どっち使ってもいいんですけど、好みの問題かな。
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アートグルーの大ボトルは使いづらいので、こういった軟膏が入っているキッチリ口が閉じる容器に移し替えて使っています。
アートグルー、ちょっと写真ではまっ黄色ですが、少し黄身を帯びた程度の透明です。
水は、スポイト付き遮光瓶・・・化粧品が入ってた瓶を洗って使ってました。量の調整がし易いのでおススメです。

haku
いつも描いていた方法と違うのですが、今回は簡単に仕上げる為に違う方法で塗ってみます。
まず、大胆にも白から塗ろうと思います。
皿に、日本画の白(日本画では、シロではなくてビャクと読みます。どーでもいいですけども。)を取ります。耳かきでも良いのですが、私は株式会社タミヤの調色スティックを使っています。
tamiya
金属製だから丈夫ですし、スプーン部分で絵の具を取り、平らな部分でアートグルーを取り、皿の淵で掻き取る、という感じです。
絵の具の量に対して同じ分だけのアートグルーを落とし、そこに同じ分だけの水を落とす、これが基本の濃さです。
日本画の絵の具は、思ったよりも伸びが良いので耳かきにほんのちょっとだけ取って、様子を見ながら溶いてくださいね。イッキに溶くと無駄になっちゃって、あーぁって言う事になります。
tamiya_iro

ぐだぐだ書くと嫌になっちゃうかもしれませんが、
日本画の白にはいろいろな種類があり、一般的には胡粉と呼ばれる貝を砕いて精製した物、
鉱物から精製した物など、名前を書くと
水晶、方解末、白土、岩胡粉、珪砂、亜鉛、いろいろありますが、胡粉と「チタン」と呼ばれる物を購入しておけば問題無いと思います。
rutiru
私はこの株式会社クサカベ製 チタニウムホワイトを必要に応じて胡粉に混ぜて使っています。
日本画の絵の具の中で一番の白さを誇るのはこのチタン、そして一番の被覆力があるのもチタンなのです。
応用力があると、物凄く威力を発揮する顔料ですね。

あー、長い。笑
このペースで書いてたら全然進まないですね、もう少しいきましょうか、お付き合いください。
etoki
日本画の絵の具、固形ですね、これを水とニカワで溶くのですが、通常はこの三つを指の腹で皿にグリグリ押し付けてほぐして伸ばしていく感じです。
粒子を無くす作業ですね。
でも、これ、凄く面倒くさいんです。指をいちいち洗う→拭く、絵の具塗る、また絵の具溶く、指を洗う→という工程。
冬場は指がパックリ割れて痛くて水が触れなくなりました。
血が出れば当然絵の具に混ざりますし、血液が混ざると多分乾いた後で発色が変わります。
そんな事より、これじゃ毎日描けない。
どうしたものか、と悩みましたが、ウチには絵の具をすり潰す乳鉢とすり棒があって、その棒が絵皿の底にフィットする事に気付き、以後、すり棒で混合していました。
皆様のお宅にはすり棒はないと思いますので、棒状に切った大きな消しゴムの先をカッターで丸く削り取って使うと良いのではないかと思います。

はい、白を塗ります。
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久しぶりなので、私も緊張します。何枚描いても、最初はね、やっぱりドキドキです。
ところどころキラキラして見えるのは、パール紛のおかげです。

写真から完成図をフォトレタッチした印刷物を見ながら、丁寧に「ここは白色だぞ」と思われる所を同じように塗っていきます。
とりあえず塗れました。
byaku2

白塗ってて思ったのですが、どこが柿でどこが背景なのか「よくワカラン・・・」。
実は、昔彩色してた時は、背景にあたる部分だけを塗っていたのです。今回と逆ですね。私は絵の本体、今回で言えば柿の部分には背景色は塗らないようにしていました。
多くの作家さんは柿の部分も下地で一度塗り潰すみたいなのですが・・・
これも好みの問題かな、いろいろ描くと分かると思うのですが、背景の色が薄っすら見えるのが好きになれなくて・・・いくら被覆力がある絵の具でも、コテコテに塗らないと下地が見えるんですよね。
そこがあまり良いと思えなくて、私は背景の部分だけ一度塗っていました。
背景を塗ると柿の部分が浮き上がるので塗りやすくなるのですが、この方法だと塗りながら混乱してしまいます。
うーん・・・デジタル彩色の場合はよく行う方法、本体にだけ色を最初に付けてしまいましょう。
あまり邪魔しなそうな山吹色にしようかな・・・
tubusi
あ、ハイ・・・
思いっきり迷走しそうですね。笑
ま、でも、柿は浮き出ました。これで塗りやすくなりました、次回から頑張ります。

九月(2019)のトップページ画像を描きました。

誰のせいでもないのですが、気付いたら月末。
来月の画像何にするかなぁ、といつまでも決まらない。
九月、やっぱり「お月見」・・・前やった!「竹取物語」やった!「運動会」やった!
・・・うーん・・・何だ?笑

実りの秋、そうね、でも10月はハロウィンカボチャだから(宣言!)・・・苦肉の決断で、サンマの塩焼きを描く事に決定。
いろいろ試しに描くんですけどもね、どうもしっくり来ないというか・・・絵手紙ってあるじゃないですか、あんなのが描きたいんだけど文字が無いと絵だけで表現するの無理・・・
結局ですね、インターネットのサイトの写真から無断でトレースさせていただきました。
まぁ、どの画像を使ったかは分からないレベルには雑にできたかなぁ、と。
ウチ何屋?って、ちょっと叱られてしまいそうなレベルでサンマだったので、和紙を上から貼っ付けて雰囲気を出しました。
以前から、かなり攻めた奇抜なトップページ画像に取り組んでおりますが、まぁ、何とか収まりイイかなぁ、怒られないレベルになったかなぁ、と思っておりますがどうやら?

大慌てで完成させたのは他にも理由がありまして、
LINEのクリエーターズマーケットの方で「いぬ・ねこスタンプ」特集というのがありまして、何とかこれに参加したい、と。
でもね、まぁ、先程実情をバラしましたサンマもそうなんですけども、猫とか犬とか描くのが苦手で・・・
よくよく考えると、現実世界にある物を想像して描くというのは、メチャクチャに下手でして。
それは多分、皆さんが実物を既に知っているからですよね、例えば犬、犬描いて見せたら「これ、犬じゃないよね」って言われるレベルの画伯ぶりを発揮できます。
そんな私が、ラフで猫を描いているのを発見したのです!凄くないですか?
これは誰かの盗作かもしれない。笑
でもまぁ、パッと見で猫と判断できるデザインにできているから、ここをこうやってこうやってこうやって・・・いじりまくって新キャラを完成させました。
執事猫の「ネコデ」さんです。
このキャラクターでクリエーターズスタンプの審査に臨むのだ。いざ!
nekode

んで、このタイミングで同時に出したかった日本の文様を使った壁紙第三弾、
できておりません。
待ってくださってる方々には、申し訳ございません。
何とかパーツは作り終えたんですけどもね、
タダイマ絶賛構築中デス・・・

Androidの動作確認済みバージョン。(Android & Inputtool)

弊社販売中のインプットツール(USB)ですが、
製品化した当時、まだAndroidというオペレーティングシステムは世に出ておりませんでした。
そもそもWindowsでの使用を前提として開発しておりますので、
後にAndroid端末が出回り始めた頃、仕組みとしてはインプットツールが使えるはず、という事で動きそうな端末を見つけては、これは使えます、これは動作確認できました、という記事を書いておりました。

最近の端末については、殆どがホスト機能を有しており、恐らく使えるはずなのですが、
一個一個の端末全てを確認するのは不可能で、どれでも接続すれば必ず動きますと言い切る責任は持てません。

そのような理由もあり、公式に製品ページにAndroid端末で使える旨のアナウンスはできないのですが、
OSのバージョンとして、Android 6.0、7.0、8.0、9.0で正常に稼働する事を弊社では確認できております。

テストした際の方法については、ブログ内に別記事を掲載しておりますので、そちらをご参照ください。
AndroidとInputtoolの接続について
記事に記載しているGoogle LLCのキーボードアプリGboardは、Android 5.0以上の端末でないと使用できません。
5.0は実機が無い為、申し訳ございませんが、インプットツールの稼働確認が取れていません。

Android 6.0では、インプットツールの入力ボタンを押した際、ほんの少しだけ動作が遅くなる感じがありました。
7.0では、同じ機器を使っても、レスポンス良く入力ができましたので、端末の性能に少し影響を受けているかもしれません。

表示ディスプレイも大きくなってきたAndroidスマートフォン、計測作業にはかなり使えるアイテムだと思っています。
もう少し上手くツールをホールドする方法をお知らせできると良いのですが・・・

日本画を描いてみました。(その3)

描いてみましたの第3回目です。

前回、板を用意したところまで書きました。
今回から貼り付けの作業ですが、ここが一番たぶん大事なのでゆっくり進みます。

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和紙は繊維が長いからなのでしょうね、絵の具を塗ると果てしなくにじみます。
以前、絵の具の紹介をした際に書いたニカワという物を使っても、何も処理をしていない和紙だとにじみます。
それから、日本画を描く和紙は、向こうが透けて見えるくらい薄いのですが(選ぶ和紙によっても違いますが)、隙間も多く、和紙に空いている穴から板の方へ絵の具が逃げてしまう事があります。
と、いう事で、日本画を描く際に欠かせないのが礬水液(←これで「どうさえき」と読みます)です。
本来、礬水液は・・・一般的にはドーサで通用するのでドーサで話を進めていきますが、ドーサはニカワとミョウバンを混合して煮て自分で作らないといけません。
その都度作るのは、腐食を避けるとかそんな理由だと思います。
防腐処理を行ったドーサ液も売っていますが、私は個人的にドーサ液も濁った色をしているので発色を落としていると考えており、違う物で探して行き着いたのが、有限会社絵具屋三吉製 レジンドーサです。
乳白色の液は、和紙をより白くしてくれるので気に入っておりますし、液自体の安定性も凄く良いです。
本来の使い方としては、この原液を同量の水で薄め、フェルトの上に紙を置いてレジンドーサを塗って一度乾かす、それ以後に下書きをして骨描き、という手順なのですが、
私はテストとして「いきなりこの液で和紙を伸ばして板に貼り付ける」を以前やってみたのですが、特に問題なしに描けたので、気軽に日本画を始めたい方におススメする方法として、直貼りを今回やってみます。
本当はこんな事をやったらいけないのですよ、でも自分が楽しみたいから描くのに、こんなところで余計な時間を使いたくないじゃないですか。
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これもオリジナルな方法ですが、ドーサ液に直に、パール粉を混ぜてみます。
パール紛は、砂場に手を突っ込んだら皮膚にキラキラした物がくっつく事がありますよね、あれが雲母なんですけど、雲母を細かく粉状にしたものです。
女性が使うラメ、みたいな物だと思ってください。
本来は、和紙を板に貼って乾かした後、地色となる色を全体に塗って下塗りとするのですが、これも面倒なので一気に済ませたいと思っての手順端折りです。

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板に、A4サイズに切った「破れにくい障子紙」を置いて、その上に骨描きした和紙を置き、
薄めたレジンドーサとパール紛を混ぜたものを刷毛に含ませ、和紙の中央から端の方へ向け、放射状に和紙を湿らせると同時に撫で付けていきます。
注意ですが、撫で付けると言っても、力強くやると和紙が破れますので、柔らかく、板に添わせる感じで伸ばしていきます。
刷毛は、柔らかめの物で、ホームセンターで安く手に入る物を使いました。
ドーサを入れる器ですが、絵皿を別途用意するのは大変なので、刺身醤油を入れる小皿などを使うと良いと思います。

力加減や刷毛運び、この辺はもう経験による物なので、万一和紙が破れてしまっても挫けずにやり直してみてくださいね。
何度も書いておりますが、今回、日本画の書き方指南ではなくて、あくまでも私が描いてみたのを紹介するだけなので、詳しい図解などは行いません。
一回で上手くいく人も多いと思いますが、何度も何度も貼って上手くなるものです。
はい、和紙をレジンドーサで伸ばしたら、和紙の周囲のみ糊を付けて板に貼ります。
私は、ヤマト株式会社製 ヤマト糊ボトル 2KGを使っていますが、指がベトベトになりますので、手軽に済ませたい方は、水貼りテープを購入されると良いでしょう。
ただ、水貼りテープ、高価なんですよね・・・
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ほら、ヤマト糊の黄色いバケツ、カワイイ。笑

和紙を貼った板を乾かすのにも、バケツ、丁度良い。
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数時間で、レジンドーサが乾くと思いますが、念の為、この貼った日はもうこのまま放置します。

完全に乾きました。
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和紙の周囲のみに糊を付けるので・・・ちょっとここが分かりづらいと思うのですが、周囲のみ折り返して糊を塗って板側にまた戻して貼り付ける感じです。
糊の部分は強く押さえないで、スーッと指を動かしながら押さえる程度で簡単にくっ付くと思います。
一回目は不安だと思いますよ、でも糊の力を信じてみましょう、結構強力に付きます。
和紙の周囲だけ糊付けする事によって、液が乾くと同時に和紙がピンと張っていきます。
太鼓貼りって言うのですけどもね、和紙は周囲の糊の部分だけくっ付いて薄っすら中央は浮いている状態なんです。
どういう状態かと言うと、板をホンの少し湾曲させているのです、薄っぺらい和紙が乾いて縮む力で!
絵を塗り終えた時、板から簡単に外す為の方法なんです。
周囲だけ切って、絵を塗ったところはサッと取ろう、という・・・でも、これがサッと取れないんで、私は破れない障子紙を噛ませたのでした。
これは何回も失敗して得た裏技的な方法です。

はい、今日はここまでです。

日本画を描いてみました。(その2)

前回、下書きを鉛筆でするところまで終わりましたね。
少し時間が取れそうなので続きの内容を書いてみます。

さて、では、いよいよ骨描きに移ります。
骨描きというのは、色塗りの前に墨で輪郭線を引く作業になります。前回の鉛筆線をなぞる作業です。
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日本画の絵の具は、被覆力があるので・・・被覆力・・・そうですねぇ、水彩画などの絵の具は上から塗っても鉛筆の線が透けて見えるのですが、日本画の絵の具は下書きの線を消す力があります。
ポスターカラーという絵の具があります、あとは油絵の具、アクリル絵の具、こういった絵の具は上から重ね塗りをすると、例えば黒を塗った上に白を塗るとそこが白色になります。
覆い隠す力があります。とは言っても、完璧ではないのですけども・・・詳しくは塗って確かめてみていただくしかないのですが、とにかく輪郭線も消えると思ってくださいませ。
くどくど書くと、また長くなりますね。とにかくそのつもりで、墨で線を引きます。

kaki_sasaki
その前に、おススメの道具をご紹介します。
墨はちゃんと硯で摺った物をご使用になると、水でにじまないのですが、液体で売っている墨汁ではにじんで消えてしまう事があります。
そんな不安を解消するのが、ナカガワ胡粉絵具株式会社製 骨描き墨汁です。
隣は、私が愛用している東洋佐々木ガラス株式会社製 佐々木ガラスペン極細字です。
このガラスペンは骨董品の領域ですかね、手に入れるのはちょっと難しいと思います。
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とか書いておきながら、こんなもの好みの問題なので、何だっていいのです、当然筆でも良いですし、一番左は割りばしを削って尖らせたものです。
真ん中は竹ペンと言います。ガラスペンを知らない時に使っていたのは、一番右、漫画家が愛用しているGペンです。
日本画を描くからと言って、道具に徹底的にこだわる必要はないと思っています。
いろいろ試してみて、試すのが面倒な場合は筆のみで良いです、とにかく気軽に始めてみて、それでダメだと思ったら違うのを試せば良いと思います。

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ガラスペンですが、先端が本当に鋭くて、欠けてしまうと使い物になりません。
骨描きをする際には慎重に慎重を重ねないといけないのですが、一旦休憩をする際に便利なのがこのペンホルダー。
こちらも骨董かな、ニチエス工業株式会社製 インキスタンド。
nitiesu2
使い方としては、インキスタンドの底に海綿を敷いてペン先が直接底に触れる事が無いようにしなければならないのですが、この海綿もそれなりに高価で、私は使ってみて無くても大丈夫だな、と思ったので海綿は使っていませんでした。
ほんの一瞬、気を抜く際に置くだけにしていました。
線を引く際は、息を止めて、ペン先に集中、本当に疲れるのが骨描きなので、気楽に始める為にはやはり筆が良いと思いますね。

kaki_hone_comp
はい、全部描けました。
5年ぶりでもあるし、ガラスペンの先っぽを気にするあまり、手が震えまくりました。笑
描き直せばいいじゃないか、と思います。
でも、この先もずっとこの戦いの繰り返しです。紙を貼るのを失敗、描き直せばいいじゃないか、色塗り失敗、描き直せばいいじゃないか、その都度完ぺきを求めると、いつまで経っても完成しません。
私は思うのです、
機械が描いたような線が良いですかね?
線が歪んでてもいいじゃないですか。
下書きと大きく違ってたらダメですか?
血の通った人間が描いているものです、線が震えていても面白いと思いませんか、いいじゃないですか。
やってみたら分かりますが、骨描き線・・・消えます。安心してください。
とにかく、最後までやりきる事が大事じゃないですかね。失敗してもいいじゃないですか。
私は一枚目の絵を完成させるまで、約一年かかりました。同じ下絵を何枚も何枚も描きました。それは最後まで描ききってから分かる、失敗、成功、だったので・・・
愚痴じゃないんです、
とにかく上手くなるには練習練習、失敗したら描き直せばいい、そのくらいの軽い気分で最後までやりきりましょう!

さてさて、骨描きが完了しましたら、いよいよ和紙を板に貼り付ける作業になります。
ここからが結構面倒臭いんですよね。
まず、板探し。
board
提案ですが、こんなそうめんの箱のフタでいいじゃないですか。
趣味レベルの話なんです、変にお金とか手間とかかける必要ないです。

弊社には日本画を練習していた頃の板のきれっぱしがいっぱいありますので、それを使いますネ。
ん、この板、和紙を貼ってあるな・・・
チラリ・・・
あ、コレ、これ!
私が日本画を生まれて初めて描いた時の作品です。練習として描きました時の物、懐かしいなぁ。
kaki_kuri
あ、才能無いな、と瞬時に思いました。
でも、ま、今見たら、結構味がある作品かなぁ、とか思ったり。
ただまぁ、色が悪いですね。
日本画の絵の具は・・・結構経年劣化があります。この栗の葉っぱ、緑色で塗ってたのですけどもね、数日で茶色になっちゃいました。
原因は、塗る際に使うニカワが原因なんじゃないかなぁ、と個人的に勝手に思っています。

さ、お恥ずかしい作品をご披露してしまいましたので、
今回はこの辺で。
続きのブログは、また、さ、いつになるかなぁ?

金魚ちょうちん祭り2019。

心配していた台風ですが、
こちらの方面には被害が殆どありませんでした。
列車などの計画運休はありましたが。

さて、
主催者発表によると、昨年よりも8000人も多い9万人が訪れたという柳井金魚ちょうちん祭り、皆様は行かれましたでしょうか?

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私は人混みが苦手なので遠くで応援していたのですが、子供たちはバルーン欲しさに店を探し回りました。
例年ですと大通りにいっぱい出店しておられたお店が殆ど無く、
これは計画された物なのかどうなのか不明ではありますが、何となくお祭りと言えば露店のイメージなのでそういう意味では残念ではあります。
ヘトヘトになりながらようやく見つけた風船のお店でお話をお聞きすると、どうやら「ヘリウムガスの高騰が原因・日本にある絶対量が減っている」との事、バルーン持ってる人が少ないの、
そういった事も関連しているのかぁ、と改めてビックリしたところです。
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検索すると、ヘリウムガスというのはほぼ輸入、いろいろな分野に打撃が大きいようです。そんな事、知りもしなかったので、もっと視野を広げねば。

外国の方が多かったようですね。
「お祭り」は海外の人を呼ぶ為のイベントとしては、最適なのかもしれません。
金魚ちょうちん自体、伝統工芸品ですものね。
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フィナーレは恒例の871発もの花火が柳井の空を彩りました。
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同日行われた関門海峡花火大会の15分の1程度ではありますが、こちらは花火がメインではありません、金魚ちょうちん祭りですから。

日本画を描いてみました。(その1)

OSHIMA看板が、ウルトラマリンのような深い青色に光っている時、奇麗だった云々の話をしていた頃、
青色絵の具を写真に撮ろうと、一旦全部仕舞っておいた物を引っ張り出して来て撮影したのですが、
やっぱりいろいろな色を見ると心が弾むんですよね、
よし!久しぶりに日本画を描いてみようカナと思いまして・・・
iroiro
約5年ぶりくらいかなぁ?さて、何を描こうかしら?と考えていると、瞬時に浮かんだのがつい数日前に撮影した雨に濡れる青柿。
青いって言っても緑色なんですけどもね、ほぼ緑一色のあの写真を思い出して、ヨシこれにしよう、と。
kaki2

描こうと思っても紙がなきゃ始まらないのですが、ウチには日本画を描いてた頃に残しておいた和紙の切れっ端がいっぱい残っている、
はい、今回はこれに描いていきます。
washikire

日本画と聞いて、多くの人は敷居が高いイメージをお持ちだと思いますので、
今回はオレンジハウス流と言いますか、私が数年描くうちにここはこれでいけるのでは?と簡単にした方法を大胆に取り入れつつ、
例によって「あ、面白そう、初めてみよう」と思っていただける事を目指してまとめてみます。

まずは、構図決めです。
絵を描く際、一番簡単なのは、
写真などを手元に置いてそこに近付ける方法なので、撮影した写真を元にどの部分を使いたいのかをPhotoshopなどで決めます。
今回は、A4サイズの絵を描こうと思いますので、A4のフレームに描きたい部分を縮小したり拡大したりして納めます。
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この部分を描こうと思います。
照り葉の部分が美しいので。
このテカっている葉を描くの得意なんです。
白黒印刷で良いです、印刷しましょう。これが下書きの元となります。
kaki_sirokuro

はいそして、同時に、フォトレタッチソフトを使って絵画風に自動で変換してもらいます。
普通紙に印刷すると、ちょっと色味が暗くなりがちなので、少し明るめに調整します。
kaki_kakou
このソフトなのですが、無料の物やら有料の物、数限りなく存在しており、
私が長年使わせていただいているこのソフト、物凄く良い雰囲気に仕上げる事が可能なので名前を書きたいところですが、
うーん・・・使用者が少ないせいかしら??ウイルス対策ソフトがダウンロードと同時にファイルを自動削除しちゃうんですよね。
インターネットに接続しない環境で使えば問題無いと思うのですが・・・
一応ね、念の為、書くことが叶いません。
何かあっても責任が取れないのでね・・・申し訳ございません、いろいろ試してみて、自分に合う物を探してみてください。
こういうのを探すのも面白いのです。

写真と絵画風加工の両方をそれぞれ普通紙に印刷しまして、
次は、この写真を和紙にトレースする作業になります。
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写真を印刷した紙の裏を、鉛筆で真っ黒に塗り潰します。
kaki_nuritubusi
何をしたいのかと言うと、カーボン紙を挟んで描き写すそのカーボンを鉛筆で行うのです。
買える人は、簡単にカーボン紙を買って済ませましょう。
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ゴジゴジゴジゴジ、ふぅ、完成、さて、写しましょうかね・・・ぬ?・・・
確かになぞったのですが・・・
kaki_hone_miss
和紙が灰色っぽくて、しかもHB鉛筆では上手く写りませんでした。はい、わざとやったんですけどもね、
こういうのをやる際は、白っぽい和紙だとか6B鉛筆などを用意してからやりましょう。
何故落ち着いているかと言いますと、この和紙、あまりにも薄いので写真が透けて見えるのです、トレーシングペーパー状態です。
なので、次、写真を下に置いて和紙を上にし、鉛筆でそのままなぞっていきます。
kaki_utusi

和紙を貼る板と和紙の間に、紙がくっつかないように、「やぶれない障子紙」を噛ませようと思います。
プラスチック成分が多めに入った和紙を買って来て、A4サイズに切ります。
和紙もですが、こういうやぶれない障子紙、とっても切りにくいので、ロータリーカッターで押し切ると上手く切れます。
押し切りとは言いますが、カッターは手前に引きます。何と言うか、紙を圧で切る、という事ですね。
本当は丸包丁という工具が良いようなのですが、丸包丁簡単に買えないですものね。
kaki_jyunbi

やぶれない障子紙を下に敷き、完成した下絵がよく見えるようにしました。
kaki_hone_comp
写真そのままではなくて、描かない部分は下絵の段階で取り除いてしまいましょう。

一気にまとめようと思ったのですが、案外難しかったです。
写真が多い方が説明がしやすいので、撮りつつ加工しつつ書いていくと時間が足りませんね。
次回、この下書きを清書し(骨描きと言います)板に貼り付ける作業から開始します。
いつ書けるか分からないので、気長にお待ちくださいませ。

2019年10月16日加筆分↓
日本画を書きましたブログ、第7回目にしてやっと終了します。長いコンテンツとなりなりましたが、飛び易いようにリンクを作成します。
ちゃんと練り上げて書いてないので、ブログの途中で「そういえば忘れていました」という部分が何回か出てきます。
なので、一度全部に目を通していただいてから、描き始めていただくのが良いと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

八月(2019)の画像交換&大島大橋再挑戦。

トップページ画像を朝顔に決めた時に、実は構想があって、
毎日ハラハラと朝顔の葉っぱが消えていって、8月13日を目途に花だけ残し、途端に花火に切り替わる、という・・・
それがですね、
もっとリアルな感じで朝顔の形の花火を目指して描いてたのですが、辿り着けない。
いやー、能力がないですね、結局間に合わせで大慌てでいろいろなサイトを参考に花火のイラストを完成させました。
hanabi3
まぁ、時間かけて描いたところで、どうせこんな見事な事にはならないんですけどもね。

はい、そんな事よりも超大型の台風が接近しており、
通過予想としてほぼ周防大島の真上を通って行く感じで恐れております。
でも、そのお陰か遠くの方までクッキリと見渡せる非常に良い天気。
いや、まぁ、暑いのなんの。
先月書いたブログで、真っ白に写った大島大橋に再挑戦するべく向かいました。
again1
撮るには撮れたんですけどね、帽子かぶらずに歩き回ったせいか頭が痛いや。
今晩は隣の柳井市で金魚ちょうちん祭りが開催されますが、21時の予想気温が30℃ですって!
皆様、お出かけの際は十分に水分をお取りになって、熱中症対策くれぐれもご注意くださいませ。