月別アーカイブ: 2019年11月

延命の滝と帯石観音。

屋代島って凄いなぁって感じてます。
だって、みかんを運ぶ専用道路が、山の中を島一周しているんですもの。
凄くないですか?だって、みかんの島って言う事じゃないですか。
しかも、こんな片側一車線の立派な道。そりゃ、所々、竹が倒れて来てたりしますので走行には注意が必要ですが、そういう所さえ気を付ければこんな走りやすい道なんです、凄いですよね。
だからって、飛ばすのは無しですよ、だって、みかん運ぶ道路なんですもの。

さて、
今回は周防大島の名所「延命の滝」をご紹介します。
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ちょっとですね・・・でも、紹介と言いつつも注意喚起の意味合いが大きいです。
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車で登ろうとしたのですが、何か狭くなってる・・・これはこの先行ったらマズいかも??
下に車を置いて歩いて登りました。
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おー!
車置けそうな広い場所が上にありました。
多分、ここまで車で来て置いて歩くのが正解ですね。
調べてから行けって話なんですけども、イキナリの方が楽しいじゃないですか♪
(ちなみに、後で調べたんですが、下のオレンジロードからここまで、450mの距離、高低差58mもありました。足がパンパンになる訳だ・・・)
よし、じゃ山に入ろうか!
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あぁ、怖いや・・・
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あ、あの・・・大丈夫でしょうか・・・
仕事の服のままですヨ。笑
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ふはははは・・・そのまま妖精さんの国に突入しそうです。
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ほら、もう嫌だ・・・皆様にお伝えしなければ、という覚悟が無かったら引き返してます。
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息はゼイゼイ、11月というのに汗を書きながらの登山、ようやく平らな所に。
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ここまでまったく看板ないですからね、不安しか無い、不安しか。
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ベンチが置かれていました。
あ、あの・・・まだまだ先は長いから、まぁ、ここで休憩でもして海を眺めてやる気を奮い立たせて、って事ですか?
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ベンチからの眺めを撮ったのですけれども、白トビして修正不可能。これだからコンデジは!
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ベンチをあとにして進む・・・不安しかない。笑
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帰りたい・・・
暗い森になったよ・・・
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バーン!
突然現れます。
ベンチから50mくらいでしょうか。
実はですね、三脚も持ってレリーズも持って、準備はバッチリだって思ってたんですけど、現地で三脚伸ばそうとしたら壊れ、何枚も何枚も撮った写真、どれもイマイチでお見せできないレベル。
滝、難しいし、一体どこにピントが合ってるんだ?!
唯一、この上のが↑一番良いくらいかな。
足元の石なども撮影したんです、こんなゴツゴツの岩なので甘い考えで来ない方が良いですよ、って事を言いたくて。
でも、ブレブレでお見せできない。
暗さも影響あるのかな?
とにかくですね、ちゃんとした格好で登ってくださいね。

大慌てで下ります。
だって、何の音なのか分からないんですけど、撮影していると時々、ゴー!っていう凄い音が鳴って怖くて。飛行機なのかな??
まぁ、逃げるように去りましたよ。

せっかっく来たので、計画として、帯石観音、嵩山、この二つは回りたいな、と思って。
はい、帯石観音到着。
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いろいろ撮影しましたが・・・こちらの紹介は、また春に桜と共にお届けしようかと考えております。
そんな事よりも、注意喚起、
この看板があるんですけども・・・
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ナニナニ、天狗岩??面白そうだな、撮影に行ってみよう♪
「百米上」と書かれていますね・・・100メートルくらいのものだったら、すぐじゃないの。ヨシヨシ。
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あ、あのですね・・・こっちは延命の滝の行程と違って、道すら無いです。けもの道、みたいな。汗
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分け入っても分け入っても山。
乾燥した土と落ち葉に足を取られ、写真では伝わりづらいと思いますが、勾配も凄いんです。
でも、100メートルくらいでしょ、すぐですよ、もうすぐ着くさ。
誰かが歩いたような痕跡があるので、みんな写真撮りに登ってるんだよ、負けるな、絶対に近い!
写真では明るいんですけど、実際は森の中なので薄暗いんですよ、モチベーションだだ下がり。
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あ、ほら、明るくなって来た。
開けた所に、ドーンって岩がきっとあるんでしょ?
まぁ、今だからこうやって面白く書けますけども、上ってる最中の気分と言ったら尋常じゃない不安でいっぱいでした。
ブログに載せるのだ、ブログに載せるのだ、ってブツブツ言いながらとにかく迷いを捨て息をゼロゼロ言わせて。笑
枝を掴んでようやく上がれるような所もあるのに、重い一眼レフを持ってるんです、転がったら終わりだと思って必死でした。
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やったー!
辿り着い・・・・・・・た?!
ん?!



ん?!
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やられた!!!!
ダメだろコレ!
普通の車が通る道路の向こうに、ハシゴと「天狗岩」って石で傷付け書いた文字・・・
あのさぁ・・・信用性ゼロ!
何も信用できないゼ。
おまけに来た道、勾配凄過ぎて帰れず。
高所恐怖症なんです・・・
後で調べて分かったんですけども、帯石観音からこのハシゴまでの高低差、116mだって・・・
あ!
あ”!
百米上、そういう事か!!もう笑うしかない。
トボトボと車が通る道路を歩いて下りました。その間に何台か車とすれ違いましたけども、あそこを歩いてたのが私ですヨ。
ジグザグ道、1.1km歩いて帯石観音に到着。疲れた・・・
もう嵩山ヨソう。
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最高の情報をプレゼントデス。
帯石観音の駐車場にこんなマップが描かれていました。
画像のみを表示させると大きく見れるサイズにしております。
どうぞ皆様、この情報量の多い名所、迷われる事なく最短距離でお進みくださいませ。
しかし、いろいろ歩き回った挙句、帰りに気付くかね・・・

もういい、もうダメだ。
歩けない。帰ろう・・・
オレンジロードを戻っていると・・・
ん?
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また白トビしておりますが、看板には「延命の滝」と書かれています。
そういえば、延命の滝の駐車場らしきすぐ下、新しい道??があったのですが・・・
ここと繋がっていたか!!
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綺麗な道で駐車場までは行けるみたいです。
この情報も読んで下さった皆様へのプレゼントですね。
正し、駐車場から滝までは甘くみないでくださいね。
ふー、
疲れたよ・・・

十一月(2019)のトップページ画像を描きました。

ハロウィンの余韻に浸り中ですか?
こちらは田舎なのでね、何もありません、あれ?昨年も書いたかな、コレ?
はいっ、
今回はまた悩みました。
あはは・・・
毎度こんな事を書いてますね。
何でこういうのをわざわざ書いているのだろう?と時々自問自答する瞬間があるのですが、答えは分かっています。
私はゲームの攻略本を買うのが好きでして・・・実際遊んでないゲームの攻略本も買ったりします。
キャラクターのデザインなどの勉強やダンジョンの形を見て研究したり、ページその物の構成を学んだりします。
でも、一番楽しく読めるのは、そのゲームの開発者たちへのインタビューなのです。
そこには、このデザインは苦労した、だとか、重過ぎて動かなかったのを何とか調整して遊べるようにしました、だとか、
そういった秘話が大体載っていて、それが私には興味深いのです。
なるほど、そんな苦労があったんだなぁ描くの大変だよなぁ、という共感とか、それを乗り越えたアイデアなどを吸収したい、そんな想いがあって、
真似てる訳じゃないのですが、たぶん毎月こーいうの書いています。
で、自問自答っていう部分なのですが、はい、これを読んで皆様は面白く思っていただいているのかなぁ、という疑問なんですよね。
私と同じで、きっとみんな苦労話好きだ、と自分に言い聞かせながら、今回も書いていくのです。

11月って何だろう?と考えると、紅葉しか浮かばないのです。
インターネットで検索すると、僅かですが「11月とは」みたいな物が見つかりますが、どれも描こうという題材ではない。
11月って難しい。
紅葉、毎年やっているしなぁ・・・
ここはちょっと作風をガラリと変えて、この人は本当はこんなの描けるんだ!って思ってもらえるような物にしよう、という構想。
ずーっと独学の私のやり方は、誰かのモノマネから入る、です。これが一番簡単で正確。
ですから、今回、こんなのが描きたいなぁ、っていう画像を勝手にトレースさせていただき練習しました。
ふー、やり慣れていないから時間がかかるな。
とりあえず完璧な複製できたけど、これを自分の描きたい形にもっていくのはほぼ無理だなぁ、と見切りをつけました。
モノマネ、とにかく数をこなして自分の物にしないと、自由自在な形にできない。できたとしても、違和感のあるものしか描けません。
それには、今回ちょっと準備期間が無さ過ぎ。
ならば、どうしたら良いのか?
困った時は日本の文様だな、と。笑
でもね、そうですね、作ってみたらやっぱり幾何学的な物、良いんですけど自分の中で違うなぁ、と。
悩みました。
今回は時間も無いし、写真でいこう、これが結論。
もみじの良い写真持ってないから、撮りに行こう、でもこの辺散策してももみじの木無かったんですよね。
そんな中で見つけた紅葉、今回のトップ画像なのですが、柿の紅葉・・・そうか、柿だ!
思い立ってからは早かったですね、仕上げまで割とイッキに。
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日本画を描きましたブログに載せた青柿が、こんとーになっとりましたです。

以前、掛け軸の為の絵を描いていた事は、ブログの他の記事に記載済みですが、
柿を描く際にアドバイスされた事があります。
今すぐ食べたくなるようなおいしそうな柿を描く事、そして柿の紅葉がどの木よりも美しい、それを描いて欲しいという事。
柿の紅葉??
今まで考えた事もありませんでした。
柿って紅葉するんだ?!というのがまず第一の感想。調べると確かに紅葉します。でも、美しくない。
その時は分からなかったのです。
柿の葉は紅葉すると、緑あり、赤あり、橙あり、黄あり、茶あり、黒あり、黄緑、黄土、一枚の葉っぱにこれだけの色が一気に乗る、その上光を反射して照る、絵にしてみてやっと判りました。
あぁ、確かに素敵な木だな。
私もそうだったのですが、誰かに聞かないとこの事実は皆様知らないままだろうと思いました。
ほんの少しだけでも知っていただけたら、と思い今月は柿の紅葉をお届けしました。
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