月別アーカイブ: 2017年8月

オリジナルハンドスピナー完成。

はい、12時間以上経ちました。

実は、昨日ベアリングが届きました。
なので、
オリジナルのハンドスピナーを仕上げに向け作業しました。
bearing

ベアリングは手元に無い状態で、公表されているデータを元に3Dモデリングしたのですが、やっぱりと言うか当然と言うか、穴に入りません。
緩々では元も子もないので、予め削る事を想定して少し径を狭めているのですが、
それにしても全然入りそうにない感じです。
not

これは相当削らねばなりません。
400番のサンドペーパーでゴシゴシやってみたのですが、こをくらない感じです。
失礼しました、「こをくらん」というのは、大島弁で「全然ダメ」とか「歯が立たない」「埒があかない」こういった意味になります。
dekoponber

ゴソゴソ探してみたら、ありました250番の紙やすり!
これを鉛筆に巻いて、今度は円周に沿ってではなくて、縦の動きで削ります。
やりました、入りました。
まだ一個目だというのに、凄い達成感です。

続けて作業します。
周囲の3つの穴を同様に削り、かなり強引ではありますが、ベアリングを全て納める事に成功しました。
素材がナイロンであるお陰か、この3個は割と簡単でしたね。
bearing2

最後に中央に指で保持するパーツを上下に取り付けます。
オレンジを意識したパーツでしたが、分かりづらいので油性マジックで塗ってみました。
parts
今度は・・・この造形がブカブカ・・・
指で挟んでおかないと、ポロっと落ちてしまいます。
回してみても、ガタツキがあり長い時間は回りませんでした。
これはもうどうにもする事ができないので、エポキシパテで隙間を埋めると同時に接着します。
このパテが12時間で硬化する、冒頭のはその「12時間が経ちました」でした。

ベアリングを無理矢理押し込んだ為に少し斜めになっていたのも目視レベルではありますが修正し、
回る際の振動がなるべく起きないように工夫したところ、
手作りにしてはそれなりに楽しめる仕上がりになりました。
turn-hs

購入したベアリングが8個入りだったので、もう一個作れますね。
次回、またモデリングするとすれば、
もう少し巷で見かけない佇まいを持った物をデザインしたいと考えます。
軸受けも、今回正確に計測しましたので、次回こそは!
21mm

以上で、オリジナルハンドスピナーを作る、完結です。

DMMクリエーターズマーケットに登録しました。

昨日ブログで書きましたオリジナル「ハンドスピナー」作成と同時に、
オリジナル「サイコロ」の造形物が届いていました。

サイコロのデータは2年前に作成しました。
当時、県の産業技術センターに金属積層造形機が設置され、
そのテスト用のデータを県内の各企業より募集しておられました。
弊社もテストに参加させて頂きたいと願って作った物だったのですが、
残念ながら叶いませんでした。

ハンドスピナー作成の際にサイコロを思い出し、
せっかくデータを作ったのでプリントアウトしてみよう、と
届いた物を使ってみると・・・案外面白い。

サイコロの説明をさせて頂きますが、
これは正十二面体を作り、内部にラグビーボール状の球形を残して空洞にした物に、
1~6の数字を二個づつ穴をくり抜いて作っているイメージです。
ですから、転がすと、中のボールが奇抜な動きをし、
予測外の転がり方を見せる事があり楽しいです。
7~12は出ませんから、すごろくや人生ゲーム等にもそのまま使えます。
あ、ただ、5㎝立方体サイズなので、想像よりも大きいでしょう。

正十二面体を3D-CADで作るのはとっても難しかったのです。
ですから、埋もれる事なく実体化したのは非常に嬉しいです。

最近は3Dプリントサービスも便利になり、
専らお願いする事が多かったDMM.makeにクリエーター登録をしてみました。
サイコロを購入する事が可能になりましたので、
もし、興味を持たれた場合はよろしくお願いします。

三次元モデリングでオリジナルハンドスピナーを。

「トップ画像を変更しました。」
こればかりが並んでいてまったく面白くないので、たまには違う話題を。

第三次産業革命とも呼ばれる、3Dプリンターの技術が広がりを見せています。
そんな中、弊社も出遅れる事なく時流に乗ろうと、
立体造形物を作ることに取り組んだのは4年前の2013年8月でした。

まったくやった事も無く訳も分からず、
現代のように、インターネットで検索すれば動画が見れる程甘くない世界でした。
それでも興味はありましたし、やっている事が徐々に形を成していくのは楽しかったので
のめり込みました。
作れるのかどうかすら分からずスタートしたので、
当時無料で使えるアプリケーションを使って・・・
球や板を組み合わせたり逆に削ったりして、何とかしてタブレットのケースを作ろうと頑張りました。
よく完成したなぁ、と今では思いますけどね。

山口県の産業技術センターに、光硬化型樹脂造形プリンターがあったのも幸いしました。
モデリングしたデータを修正しながら何度かセンターに通い、
パキッと壊れそうでも、装着できるケースができたのは嬉しかったなぁ。

その後、スマートフォンが急速に普及し、
我が社のインプットツールをスマートフォン用ケースと融合させる事にしばらく熱中していたのですが、
無料で使える・・・言わばオモチャを作るようなソフトウェアでは限界を感じ、本格的な3D-CADを購入したのが2014年3月。
このソフトはこのソフトでまた違う苦労をしながら進んで来たのですが、苦労話ばかり書いてたらどんどん長くなるので先に進みます、
練習を重ね、今では簡単にモデリングができるようになりました。

そのモデリングのノウハウを用い、
今流行っている「ハンドスピナー」を造形してみました。
今日届いたばかりの物が↓こちらになります。
これに、ベアリングを購入して組み込むと皆さんが遊んでいる物と同じような物になるはずですが・・・
まだベアリングが届いていませんので、そのお話はまた次回に。
hs01

八月(2017)のトップページ画像を一時的に交換していました。

毎日暑い日が続いておりますが、
そんな山口県とは裏腹に東京では40年ぶりに17日連続の雨の様子。
1977年には22日連続の雨が観測されいてるようなので、このまま記録を破って・・・などと願うのはスポーツとは違い、許されない事なのかもしれません、
農作物への被害などいろいろな影響が考えられますからね、早く夏日が戻ると良いですね。

さて、オレンジハウスのホームページでは、
8月11日から17日の6日間だけ、サプライズで「山の日」バージョンのトップ画像にしていました。
御覧頂けましたでしょうか?

中学生だった頃の美術の時間、
山は遠くになる程「白っぽく」表現すると遠近感が出て良いのです、というアドバイスを先生から貰った事があるのですが、
その頃は意味が分からず、また理由を聞いたのか聞いてないのか定かでは無いのですが、
何を言ってるの「山は緑」でしょ、とズイズイ自分の我を通していました。
どうやらこれには理由があるようで、空気中の水蒸気が厚くなる分遠くが白っぽくなるのです。
が、
単純に緑に白を混ぜて色を作り、全然違う!、こんな色じゃない、と・・・
今の年齢になってやっと先生の言ってる意味が理解できたというよくある話です。
私はAdobeイラストレーターでトップ画像を描いているのですが、現代は便利ですね、
レイヤーで真っ白のフィルターを山の緑の手前に挟んで透明度の数値を下げれば、はい、出来上がり。
描いた本人にしか分からないのかもしれませんが、いろいろ技術を駆使して頑張って描いているのです。

実は今日・・・社員から、あれ何の絵だったの?という指摘を受けましたが、
つ・・伝わらないんですね、山登りの絵でした・・・トレッキングポールを持たせれば良かったのに、というアドバイスがありました。
次回は持たせます。
ちなみに、既に画像は海バージョンに戻しましたので。

時々は、こんなトップ画像をいきなり替える事をやってみても楽しいかなぁ、と。
では、次は9月ですね、夜空です、もう6月に描いちゃったものですから次は夜空です。

八月(2017)のトップページ画像を描きました。

こんにちは。

もう八月です。毎月のように書いてますけど、早いですね。

子供たちは夏休み真っ盛り。
羨ましい、ただ今もし自分が子供に戻れたとして、同じように泳いだり虫取りに行ったりするだろうか?と、ふと考えてみると、
無いな、と思ってしまう冷めた自分が居ます。
大人を経験してこその感覚かもしれませんが、
子供に戻ったらあの無尽蔵とも思える体力、蘇るのでしょうか。

そういえば振り返りついでに。私たちが子供の頃はスマートフォンなんて無かったし、そうです、パソコン持っている人というのは一部のお金持ちだけでした。
こんな事を書くと年を取ったなぁとつくづく感じますけど、今と昔では生活環境が違いますよね。
山や海で過ごす以外に、遊ぶ事が無かったのです。
本当に無かった!
砂浜を何往復もしては流れ着いた物を拾って砦を作り、葉っぱで作った笛を何時間も鳴らして喜んでいる、現代っ子には考えられない世界なんだろうな。

携帯やゲームがあるのが普通じゃない、特別な事なのにそれが「普通」という日常になっています。
分からないなりにもそういった子たちの想いに、心を巡らせて、何か楽しい事、新しい事無いかなぁと毎日考えてます。

さて、画像の事ですけど、
八月は「花火」というのが一番に思い浮かんだのです。
しかし、七月は七夕だったでしょう、九月は・・・実はもう描いてますけど、やっぱり夜空なのです。
八月を花火にすると、三か月連続で黒系の画像になる為、メリハリをつけたい。
なので底抜けに明るい海の絵にしたいと考えました。

まるで会社のサイトではない画像になりましたが、
パラソルを描くのにかなりの時間を費やしてしまいましたので、よし、これで行こう、そんな想いです。どうぞ一か月間お付き合い下さい。

ちなみに、モデルにしたのは山口県周防大島町の「真宮島」という、干潮の時だけ歩いて渡れる無人島です。
恋のパワースポットなどとも言われているみたいなので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。